法務省ホームページの予備試験・司法試験のデジタル化についてのページ内にて、『CBT方式の導入及び出願手続のオンライン化に関するQ&A』の更新が12月3日付にて行われましたので、ご案内させていただきます。
今回の更新では、主に以下の内容が変更されております。
1. 答案用紙(入力欄)の仕様の確定
CBTシステムの答案用紙(入力欄)のページ数,入力可能文字数につき、仕様が以下のとおりに確定されました。
【司法試験】
必須科目は1問につき8ページ、選択科目は1問につき4ページ。
答案用紙(入力欄)の行数は1ページあたり23行。1行あたりの入力文字数は最大30文字の入力が可能。
【予備試験】
法律基本科目・選択科目ともに各科目につき4ページ(法律実務基礎科目は民事・刑事それぞれにつき4ページ)。
答案用紙(入力欄)の行数は1ページあたり23行。1行あたりの入力字数は最大30文字の入力が可能。
(※予備試験の答案用紙は、手書き時代の1ページ22行から、1ページ23行に一律変更となります。)
2.本試験において答案入力箇所を間違えた場合の取り扱いについて
論文試験において答案入力箇所を取違えた場合(例:選択科目第1問の答案入力箇所に選択科目第2問の答案を入力してしまった場合など)は、得点が零点となる旨が決定されました。
試験終了後は、取違いについての申請には一切応じず、取違いに気付いた場合は、試験時間内にコピー・貼付け機能等を使用して、受験者自身で正しい答案入力箇所に答案データを転記する必要があります。
答案用紙(入力欄)の文字数制限などにより、正しい答案入力箇所に直接転記することができない場合は、「メモ画面」への転記を介して、各答案入力箇所に入力された答案を入れ替えることが可能とのことです。
3.CBTシステム体験版アプリの全画面表示の解除について
法務省ホームページにて現在公開中のCBTシステム体験版アプリケーションで、「F11」キー(又は「Fn + F11」キー)を押下することにより、全画面表示を解除することが可能とのことです。
※1.本講座では、アウトプット講座の答案作成時に、CBTシステム体験版で作成した答案データをコピーし、答案書式に貼り付けての提出を推奨しております。
これまでは、答案データのコピー後に一度体験版アプリを終了させる必要があったため、データコピーが上手くできずに作成データが消えてしまうなどのリスクがございましたが、本仕様により、答案書式への答案データの貼り付け完了後に安全にアプリを終了できるようになりました。
※2.同機能はあくまで体験版アプリケーションのみの仕様であり、本試験ではこの操作を行うことはできないとのことです。
各回答の詳細につきましては、法務省ホームページにてご確認ください。
■法務省ホームページ『司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について』
https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00238.html
■CBT方式の導入及び出願手続のオンライン化に関するQ&A
https://www.moj.go.jp/content/001437905.pdf

