予備試験はどんな試験?

司法試験を受けよう

予備試験とは

司法試験の受験資格を得るための試験

予備試験の正式名称は「司法試験予備試験」ですが、単に「予備試験」と呼ばれることが多いです。予備試験は、法科大学院修了者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定することを目的して実施される試験で、合格することで司法試験の受験資格が得られます。

司法試験法

(司法試験の受験資格等)
第四条 司法試験は、次の各号に掲げる者が、それぞれ当該各号に定める期間において受けることができる。
一 法科大学院(学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第九十九条第二項に規定する専門職大学院であつて、法曹に必要な学識及び能力を培うことを目的とするものをいう。)の課程(次項において「法科大学院課程」という。)を修了した者 その修了の日後の最初の四月一日から五年を経過するまでの期間
二 司法試験予備試験に合格した者 その合格の発表の日後の最初の四月一日から五年を経過するまでの期間

出典:e-Gov法令検索

(司法試験予備試験)
第五条 司法試験予備試験(以下「予備試験」という。)は、司法試験を受けようとする者が前条第一項第一号に掲げる者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定することを目的とし、短答式及び論文式による筆記並びに口述の方法により行う。

出典:e-Gov法令検索

予備試験に合格すると

予備試験に合格すると、司法試験の受験資格を得ることができます。ロースクールを修了した場合と同様に、合格後5年間受験することができます。

予備試験の意義

予備試験は救済措置

司法制度改革の一環として、法曹養成制度の改革が実施され、2004年に設置された法科大学院(ロースクール)課程を修了していることが受験資格となりました。

しかし、必ずロースクールを修了しなければならないとすると、経済的・時間的にロースクールに通うことが困難な人が法曹になる道を閉ざすことになってしまいます。そこで、救済措置として予備試験が設けられることになりました。

2011年から開始

予備試験は、誰でも受験することができた旧司法試験の終了に伴って、2011年から実施されています。予備試験の開始により、経済的・時間的にロースクールに通うことが困難な人にも、司法試験の門戸が開かれ続けることになりました。

弁護士・柏谷周希は、第1回予備試験から受験指導に携わっており、「柏谷メソッド」は予備試験にも対応していますのでご安心ください。

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※司法試験に関する情報は変更される可能性があります。法務省等のサイトで必ずご自身でご確認ください。参考:https://www.moj.go.jp/barexam.html

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