予備試験で短答落ちになった方へ

不合格 司法試験の学修方法

令和5年8月3日(木)に、令和5年度司法試験予備試験(以下単に「予備試験」と言います)の短答式試験の合格発表があり、2,685名の方が合格されました。短答式試験を突破された皆様、まずはおめでとうございます。柏谷メソッドの受講生についても、例年通り短答式の合格者を多数排出できており一旦は安堵しているところです。科目満点の受講生も多数おり誇らしい限りです。

「短答落ち」による足切り

一方で、残念ながら令和5年度予備試験の短答式試験で不合格になってしまった方は、とても悔しい思いをされていることと思います。昔から短答式試験で不合格になることは俗に「短答落ち」と表現されてきました。それは予備試験でも同様です。

旧司法試験の時代と同様に、予備試験は「短答落ち」になると論文式試験に進めないという足切りの仕組みが導入されています。予備試験の短答式試験は8科目もありますから、単純に科目数が多い分合格に必要な努力の量も多くなります。そのため、短答式試験の合格に向けて頑張ってきたのに成績が伸びず「短答落ち」で論文式試験に進めなかった、という方のお気持ちはよく分かります。

「短答落ち」になる原因

ではなぜ「短答落ち」になるのでしょうか?

折に触れて繰り返し説明していることですが、予備試験・司法試験は法律実務家(弁護士・検察官・裁判官)を登用するため、それに相応しい「事件処理能力」の有無が試される試験です。「事件処理能力」とは「基本的知識」、「法的思考能力」、「起案力」の3つの能力を指します。

このうち「起案力」は法律実務家としての文書作成能力のことで、短答式試験では問われません。短答式試験ではそれ以外の「基本的知識」と「法的思考能力」が問われているのです。とすると、「短答落ち」になる原因は、「基本的知識」または「法的思考能力」が合格水準に達していないことだと分かります。

試験が難化傾向だった、出題傾向が変わった等の受験生にはコントロールできないマクロの原因や、苦手分野から出題された、体調不良や緊張で実力を出せなかった等の受験生にコントロールできたミクロの原因など、細かく見れば様々な原因が考えられると思います。ただ、それでも毎年合格する人がいるわけですから、結局のところ、「短答落ち」になる原因は、「基本的知識」または「法的思考能力」が合格水準に達していないことに尽きるのです。

ちなみに、「基本的知識」が問題なのか、「法的思考能力」が問題なのか、あるいはその両方が問題なのかは、どの問題が正解でどの問題が不正解かである程度判断することができます。受講相談と併せてご相談に乗ることができますので、気軽にお問い合わせください。

短答式試験の合格を目指す方におすすめの講座

予備試験の短答式試験に合格するためには、「基本的知識」および「法的思考能力」を合格水準まで引き上げる必要があります。それぞれの内容の説明は別のページに譲るとして、ここでは「短答落ち」を回避して予備試験の短答式試験を突破することを目指す方におすすめの講座をご紹介します。

予備試験の短答式試験の突破を目指す方には、柏谷メソッドの講座のうち「予備試験応用インプット講座」が最適です。予備試験で最も難しいのは短答式試験ですが、短答式の解き方解説や短答ゼミ等、短答式試験にも力を入れた講義を視聴することができ、「短答落ち」から一気に予備試験最終合格が実現できる内容です。

「予備試験応用インプット講座」は、繰り返し視聴することで短答式および論文式の合格に必要な「基本的知識」が得られるだけでなく、「法的思考能力」までもが身に付くようになっています。例えば、令和5年予備試験短答式試験の民法で30点満点を獲得した受講生が何人もいらっしゃいますが、その方々は「基本的知識」で解ける既知の問題だけでなく、「基本的知識」をもとに「法的思考」をすることでしか解けない未知の問題にも正解しているわけです。

「予備試験応用インプット講座」および「予備試験応用インプット・アウトプット講座」(論文式試験対策を強化したアップグレード版)は、今年予備試験を受験された方には5.5万円(税込み)の割引がありますので、残念ながら予備試験で「短答落ち」になってしまった方はチェックしてみてください。それぞれの講座は下記より詳細を確認することができます。

また、短答式試験が100点以下の方で1年以内に他の予備校様で入門講座などをご受講されていた方は、「法律知識ゼロから弁護士になる講座」の答案添削なしコースもオススメです(乗り換え割引制度があります)。

柏谷メソッドの特徴

柏谷メソッドは、予備試験・司法試験の合格に必要な能力である「法的知識」と「法的思考」を、講義を繰り返し聞くだけで身に付けられる講座です。と言うと、テクニカルな受験指導と勘違いされてしまいそうですが、むしろその対極にあるものです。

繰り返し聞くだけの講座ですから、移動時間や休憩時間等のスキマ時間の受講に適していることはもちろん、家事等の作業をしながらの「ながら学修」にも向いており、時間を効率的に使うことができる学修方法だと言えます。慣れれば倍速で聞くこともできるようになり、より学修効率が上がります。

柏谷メソッドは、暗記に頼らずに「法的知識」と「法的思考」を身に付けるための方法論(メソッド)であって、これまでに多くの合格者を輩出してきた非常に有効な学修方法です。もちろん、アウトプット専門の講座で「起案力」についてもカバーしています。

柏谷メソッドの学修方法については無料ガイダンス・個別面談で!

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※司法試験に関する情報は変更される可能性があります。法務省等のサイトで必ずご自身でご確認ください。参考:https://www.moj.go.jp/barexam.html

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