令和8年予備試験 電子出願を利用した予備試験受験生Aさんの感想

司法試験・予備試験のパソコン受験(デジタル化)

2026年2月16日(月)より、令和8年予備試験の電子出願が開始されました。

※1.令和8年予備試験・司法試験の電子出願の申請期間は、それぞれ以下の通りとなっております。
■予備試験:2026年2月16日(月)~3月13日(金)
■司法試験:2026年3月9日(月)~4月2日(木)
※2.また、例年通り郵送での出願手続きも実施され、こちらの出願期間は以下の通りとなっております。
■予備試験
願書交付期間:2026年2月16日(月)~3月13日(金)
出願期間:2026年3月2日(月)~3月13日(金)
■司法試験
願書交付期間:2026年3月9日(月)~4月2日(木)
出願期間:2026年3月19日(木)~4月2日(木)

本記事では、本年度の予備試験より導入された電子出願について、予備試験受験生Aさん(仮名)より実際に本年度予備試験の電子出願の手続を利用しての感想をいただきましたので、以下に公開させていただきます。

※これまでの予備試験受験生Aさんからの、①CBTプレテストについての感想や、②CBT方式に関する発表や更新内容、CBTシステム体験版の使用に関する感想につきましては、以下の各記事にてまとめておりますので、是非あわせてご覧ください。

■CBTプレテストに関する記事

■CBTシステムならびにCBTシステム体験版に関する記事

予備試験 電子出願を利用した受験生Aさんの感想

今年から司法試験予備試験では電子出願が可能となりました。
私は紙媒体での出願が面倒だったことや、電子出願でのメリットを享受したいと考えて、実際に利用しました。

そこで実際に利用した感想や感じたメリット・デメリットについて述べていきたいと思います。

1.出願初日から不具合が発生

これはSNS上でも大きな話題になっていたので、知っている方も非常に多いと思います。

私は紙媒体での出願の時代も基本的には初日に出願をしていたので、今回も例に漏れず初日から出願手続きを進めました。
朝に出願を終わらせて、支払いの連絡が来たらお昼頃に支払いを済ませようと思っていました。

しかし、支払いのページに進むとエラーが出てしまいました。

私は普段iPhoneでブラウザはChromeを使用していますが、推奨されている環境がiOSデバイスの場合にはSafariだったので、メインブラウザを切り替えても、相変わらずエラーが出る状況でした。

流石におかしいと思ってSNSを確認したところ、同じくエラーで支払いができないと投稿している方がいらっしゃり、法務省のHPでもエラーについて対応しているとお知らせが出ていました。

出願段階でいきなりエラーが発生してしまったことから、本番もちゃんと運用可能なのか少し不安になりました。

2.電子出願を利用するメリット

私が電子出願を選択した理由は多数のメリットがあると感じたからです。

1つは受験票がマイナポータルに表示されるという点です。

これまでの司法試験及び予備試験の郵送での出願手続きでは、受験票が配達されるまでは、試験会場がどこかを把握することができませんでした。
しかも、受験票は速達で郵送されるわけではないため、試験要項に記載されている受験票の発送日から、到着日まではかなりのラグがあります。
また、周りで聞いたことはありませんが、受験票が配達されないといったトラブルなどを回避することもできます。

電子出願であれば、受験票をすぐに閲覧することができるため、会場をすぐに把握することができ、自宅から離れた場所であれば、ホテルを抑えるのもスムーズにできるかと思います。

受験票についても自分で印刷する方式となっているため、万が一紛失してしまった場合であっても、もう一度印刷するだけで良いので、この点も非常に安心でしょう。
もっとも、これまでの予備試験短答式では、解答用紙に貼り付けるシールが受験票と一緒に送付されていましたが、このシールの取り扱いがどうなるのかについては、現時点では不明となっています。

その他にも紙媒体での出願では煩わしかった作業がいくつも省略することができたのは、非常に良かった点だと感じています。

紙媒体での出願の場合には、証明写真をプリントして、手書きで記入を行い、郵便局に持っていって、預ける前に受験料分の収入印紙を購入して貼付するなど、かなり手間が多かったように思います。

電子出願においては、ペイジーで支払いを済ませること以外は、特に外に出歩く必要はなかったため、非常に簡易な手続きになったと思います。

3.電子出願のデメリット

これは出願後に気がついたことなのですが、電子出願では、申請手続き後に自分がどのように打ち込んだのかを確認することができません

紙媒体であれば、いつも送付前にコピーをとって、内容に不備がないかを確認できていたのですが、電子媒体では出願内容を確認することが不可能となっています。

特に今年の予備試験は短答が従来の形式、論文がCBTで実施される関係で、試験地コードが非常に複雑になっており、どちらかの会場を間違って入力してしまっていると、かなり大ごとになります。

また、選択科目についてもきちんと学習しているものを入力できたかという点も、確認することができないのはデメリットかと思います。

私の場合は国際私法を選択しているのですが、国際公法になってしまっていないかという点が今少し気になっているところです。

選択科目の変更は従前通り変更不可能となっていますが、出願の際に使用した媒体によっては、多少のラグが発生して、誤ったものを選択してしまっている可能性もありえないものではないため、この点は柔軟に対応してもらいたいと感じました。

4.まとめ

電子出願は初日の支払い以外は特に問題なく進めることができました

マイナポータルを使用するため、個人情報の取り扱いについてもある程度安心して利用できるかと思います。

もっとも出願内容を確認することはできないため、今後予備試験、司法試験を電子出願される方に関しては、スクリーンショットを撮るなどして、対策をしておいた方が良いでしょう。

柏谷メソッドの学修方法については無料ガイダンス・個別面談で!

お問い合わせボタン

※司法試験に関する情報は変更される可能性があります。法務省等のサイトで必ずご自身でご確認ください。参考:https://www.moj.go.jp/barexam.html

タイトルとURLをコピーしました