令和6年度の司法試験では1,592名の方が最終合格を果たされています。短答式175点満点+論文式800点満点×1.75=総合評価1,575点満点のうち、総合評価770点以上の方が合格となりました。総合評価770点ちょうどの方はギリギリで最終合格を勝ち取られたことになります。この記事では司法試験でギリギリでも最下位でも構わないので、とにかく最終合格を果たす方法についてお伝えします。
ギリギリ合格・最下位合格・下位合格
はじめに、司法試験の総合評価において最下位の点数を取ってギリギリで合格したり、あるいは相対的に下位とされる順位(合格者の下位30%程度、1,000位以降程度)で合格したりすることについて少し考えてみます。
司法試験に合格するためには3,000時間とも、5,000時間とも、はたまた10,000時間とも言われる勉強時間が必要になります。実際に必要な勉強時間は人によって異なりますが、いずれにせよ膨大な勉強時間が必要になることは間違いありません。
また、いまだ最難関の国家資格の一つであることも踏まえれば、ギリギリ合格であろうが最下位合格であろうが下位合格であろうが、司法試験に最終合格を果たすこと自体が誇るべきことであることは疑う余地はありません。
下位合格の是非は就職先の希望次第
しかし、実際にギリギリ合格、最下位合格、下位合格でも喜べるかどうかは人によります。例えば、就職活動の際に、法律事務所の中には、応募者多数の場合に、司法試験合格時の成績によって形式的に書類審査を実施しているところもあると聞きます。
そのような法律事務所にエントリーした場合には、不利益を被ることはあり得るでしょう。しかし、新人弁護士を募集している法律事務所の中には、成績を全く気にしないところもありますし、むしろ苦労を乗り越えてきた合格者を積極的に採用するところもあるでしょう。就職に関して合格時の順位を気にする場面は、受験生が思うほど実は多くありません。何より合格することが重要なのです。
柏谷メソッドの受講生においては、希望はあれどまずは最終合格を果たすことが最優先で、具体的な進路は合格後に考えるという方が多いように思います。
不合格にならないための戦略
もし、司法試験にギリギリ合格、最下位合格、下位合格で合格することを許容できるのであれば、不合格になるリスクを徹底的に下げることで総合評価でギリギリ合格ラインに食い込むように学修するという戦略を採ることができます。
具体的には、短答式および論文式で足切りにならないようにすることはもちろん、論文式で最低評価(令和5年度の場合F評価)を取らないようにする方法です。
ギリギリ合格を目指す方におすすめの講座
この戦略を採る場合に問題になるのは、どうやってそのギリギリのラインに合わせて学修するのかという具体的な戦術(ノウハウ)です。受験生が「こういう答案ならB評価、こういう答案ならF評価」という基準を理解していて、その水準に合わせて自在にインプットやアウトプットができるのであれば何も苦労はありません。むしろそれができる方であれば既に合格されていると思います。この戦略の一番難しいポイントは、受験生の独力では実現が困難であり、適切なガイドが必要であるという点です。
そこで、そのガイドとして、柏谷メソッドの「司法試験応用インプット・アウトプット講座」をご紹介させていただきます。この講座は「司法試験応用インプット講座」に加えて論文式試験対策を強化したアップグレード版の講座で、まさに不合格になるリスクを徹底的に下げることに重きを置いた問題文の分析方法や、答案作成方法をお伝えする内容になっています。科目別の対策ではなく、すべての科目に共通するノウハウをご提供しているため、効果的に総合力を底上げすることができます。「ギリギリでも良いから司法試験に合格したい!」という方にはまさにうってつけの講座です。
実際にこの講座を受講して、令和4年度司法試験に総合評価1,000位以降で合格された方が多数いらっしゃいます。こちらのページに「合格者の声」を掲載していますので是非見てみてください。「合格年度2022年」の項目のうち、阿部京子様、M.A様、匿名希望様(2名)の4名が総合評価1,000位以降の合格に該当します(2023年8月13日現在)。
また、司法試験の論文式で最低評価を取らない方法については、こちらの特別講義のサンプル動画でも触れていますので興味があれば見てみてください。
なお、「司法試験応用インプット講座」および「司法試験応用インプット・アウトプット講座」(論文式試験対策を強化したアップグレード版)は、今年司法試験を受験された方には5.5万円(税込み)の割引がありますので、来年の司法試験合格を目指す方はチェックしてみてください。
柏谷メソッドの特徴
柏谷メソッドは、予備試験・司法試験の合格に必要な能力である「法的知識」と「法的思考」を、講義を繰り返し聞くだけで身に付けられる講座です。と言うと、テクニカルな受験指導と勘違いされてしまいそうですが、むしろその対極にあるものです。
繰り返し聞くだけの講座ですから、移動時間や休憩時間等のスキマ時間の受講に適していることはもちろん、家事等の作業をしながらの「ながら学修」にも向いており、時間を効率的に使うことができる学修方法だと言えます。慣れれば倍速で聞くこともできるようになり、より学修効率が上がります。
柏谷メソッドは、暗記に頼らずに「法的知識」と「法的思考」を身に付けるための方法論(メソッド)であって、これまでに多くの合格者を輩出してきた非常に有効な学修方法です。もちろん、アウトプット専門の講座で「起案力」についてもカバーしています。
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※司法試験に関する情報は変更される可能性があります。法務省等のサイトで必ずご自身でご確認ください。参考:https://www.moj.go.jp/barexam.html